今回の研究活動の主な目標は、Ⅰ期臨床研究を基礎として、さらに健康な人間に対するエイズワクチンの安全性と免疫原性(薬物アレルギー)を評価し、これ以後のワクチンの効果を確認するための臨床実験を行う際の根拠を提供します。Ⅱ期臨床研究がスタートした後、第1段階で社会に向けて30人のボランティアを募集し、一連の実験と研究を行う計画です。
2004年末、中国が自主開発した初めてのエイズワクチンは、Ⅰ期臨床研究を行うことが政府から批准され、第1陣のボランティアは南寧市でワクチンを接種しました。2006年6月、Ⅰ期臨床研究は終了。49人のボランティアはいずれも副作用がなく、このワクチンは一定の安全性があると確認されました。
中国衛生省のデータによりますと、2008年末まで、中国で確認されたエイズ患者は合わせて27万人に上り、死亡者数は4万人近くに達したということです。
(翻訳:洋 チェック:金井)
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