第11期全国政治協商会議第2回会議が12日午前、北京で閉幕しました。

　胡錦涛国家主席、呉邦国全人代委員長、温家宝首相などの指導者らがこの閉幕式に出席しました。

　中国共産党中央政治局の常務委員でもある賈慶林政治協商会議議長は閉幕式の挨拶で、「会議期間中、委員たちは経済の安定した迅速な発展や、社会の安定維持などをめぐって実情に見合った討議を行った。その見解や提案は共産党と政府の政策決定の参考となった。今年は、世界と国内の複雑な環境に対応し、中国の発展事業を推し進めていく大切な一年である」と述べたあと、今年の経済と社会の発展目標を実現させるために努力していくこと、委員たちの提案を効果的に実施に移していくこと、人を最優先し国民の生活水準向上を重視し、社会の安定を保っていくことを呼びかけました。

　閉幕式では政治協商会議常務委員会の活動報告や、諸提案の審査状況の報告、それに会議の決議案などを採択しました。

　なお会議参加の委員たちは5571件もの提案を行い、具体策は5035件、民意を表す文章は900件あまりに達しています。 （03/12　翻訳：Yin　専門家：林涛）