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スーダン大統領への逮捕状に波紋広がる

2009-03-06 13:15:14     cri    

 ICC・国際刑事裁判所がスーダンのバシル大統領に逮捕状を出したことについて「ダルフール、スーダンさらに地域の平和と安定に悪い影響を及ぼす」と国際社会は非難しています。

 中国の劉貴今ダルフール問題特別代表はこの日、「社会の平和と安定を損ねるばかりか、今までの政治的交渉も台無しにする」と強い懸念を示しました。

 劉貴今特別代表は「中国政府としてこの問題を深く憂慮している」と述べ、その上で「もしバシル氏が犯罪を犯したというのならば、なぜ野党は政治的和解のため彼を信頼できる交渉相手と認識したのか」と指摘しました。

 さらに劉貴今代表は「この問題では司法上の正義も重要であるが平和的な交渉までも犠牲にすべきではない。国際社会は緊張を激化させるのではなく状況を穏便に解決する必要がある」と述べました。

 スーダン政府はこの日、10の外国援助団体の国外退去を命じました。これらの団体がスーダンの法律を違反したほか、ICCと協力したため、スーダンの主権を脅かしているということです。

 国連のパン・ギムン事務総長は5日、スーダン政府が非政府団体の国外退去を命じたことを見直すよう呼びかける声明を発表しました。(03/06 翻訳:Yin 専門家:吉田)

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