レバノン国民議会の多数派の指導者の一人ハリリ前首相の息子サアド・ハリリ氏は1日、「ハリリ前首相暗殺案件の裁判を行う国連特別法廷(国際裁判所)は多数派が報復を図る道具とはしない」と述べました。
国連特別裁判所は1日、オランダのハーグでスタートしました。サアド・ハリリ氏はこれについて談話を発表し、「国連特別裁判所の設置は正義を主張し、真相を求め、恐喝を恐れないあらゆるレバノン人の努力の結果である。これは報復のためではなく、公正を求めるためのものだ。公正はレバノンの民主、主権、独立、人民の自由を維持する唯一の原則である」と述べました。
なお、2005年2月14日、ハリリ前首相はベイルートで自動車自爆テロによって、ハリリ前首相とそのほかの22人が死亡しました。2007年5月30日、国連安保理は1757号決議を採択し、ハリリ前首相暗殺案件特別裁判所の設置を決定しました。(翻訳:トウエンカ)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |