新華社によると、２月11日から13日早朝にかけて、中国北部の冬小麦の生産地で干ばつの被害を受けている地域で大規模な人工降雨が実施されました。

　この人工降雨のために、北京や山東省、山西省、河北省などでは空と地上で、天津市や甘粛省、新疆ウイグル自治区で地上で雨を降らす作業が行われました。その結果、殆どの地域である程度まとまった雨が降り、干ばつの被害や大気汚染を緩和し、森林火災のリスクを減らすなどの効果をもたらしたとみられます。

　中央気象局の予報によると、今後2週間で、北部の冬小麦の生産地では2回降雨があると見られていますが、専門家は各地域で人工降雨を追加して行うよう呼びかけています。（閣、安藤）