世界貿易機関（WTO）の紛争解決機関は20日、ジュネーブで、専門家チームを設け、アメリカが実施している中国に対する反ダンピング措置の合法性を調査します。

　紛争解決機関で行われたこの日の会議で、WTO駐在中国代表団は、再び専門家調査チームの設置を申し立てました。WTOの規定によりますと、原告側が2回目の申し立てを行うと、被告側は阻止する権利がなく、専門家チームは自動的に成立します。

　去年5月、アメリカ商務省は、米に輸入している中国のステンレスパイプ企業はダンピングしていると判定しました。

（朱丹陽　大沢）