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イスラエル軍、ガザ地区から撤退開始

2009-01-20 14:39:21     cri    

 パレスチナとイスラエルが停戦を宣言し、イスラエル軍は18日夜ガザ地区からの撤退を始めました。しかし、双方で時おり衝突が起こっています。国際社会はパレスチナ内部の和解を実現し、ガザ再建のため努力するよう呼びかけています。

 ガザ地区の目撃者の話によりますと、イスラエル軍は18日、ガザ南部のネツァリムから撤退し、19日、引き続き東部、北部からも撤退している。しかし、時折散発的な衝突が起きている。パレスチナ武装勢力は18日イスラエル南部地域に少なくとも15発のロケット弾を発射した。イスラエル軍の戦闘機はロケット弾の発射地域に対する空襲を行った。また、双方はガザ地帯北部で交戦した」と語りました。

 ガザ地帯救急部門の責任者は18日、「イスラエルが去年12月27日にガザ地帯に大規模な軍事攻撃を行って以来、少なくとも1300人のパレスチナ人が死亡し、約5500人が負傷した。死傷者のうち、半数は一般市民だ。イスラエル側は13人が死亡した」と述べました。

 イスラエルのオルメルト首相は18日、イスラエル軍は長期にわたってガザ地区に駐留するつもりはなく、停戦状況が安定し、イスラエル南部の安全を確保すれば、イスラエルは出来るだけ速くガザから撤退する」と述べました。

 シリア亡命中のハマス政治局のムーサ・アブ・マルズ-ク副議長は18日声明を発表し、「パレスチナ抵抗勢力はエジプトやトルコ、シリア、カタールなどの国と協力し、イスラエルによるガザ地区に対する封鎖を永久的に解除していくつもりだ」と述べました。

 国連のパン・ギムン事務総長は、アッバス議長を中心とするパレスチナ連立政府を成立するよう呼びかけました。

 そして、パレスチナとイスラエルの衝突解決を目指し、中東や欧州諸国による首脳会議が18日エジプトで開かれ、その席上、フランスのサルコジ大統領は「ガザ地区の停戦を支持する」と述べました。

 エジプト外務省は18日声明を発表し、「エジプトはすでにイスラエルとパレスチナにそれぞれ要請を出し、22日にカイロで間接交渉を行い、その目的はガザ地区の封鎖解除などを含むエジプトの停戦提案を実施し、一括行動計画を達成することにある」と述べています。(翻訳:トウエンカ)

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