ソマリアのプントランド州の政府関係者は4日、去年11月に拉致されたイギリス人とスペイン人の記者2人が同日釈放されたと明らかにしました。
プントランド州の国内安全を担当する関係者は新華社通信による電話取材に答えた際、「今回の人質釈放は長時間にわたる交渉の結果である」とし、「容疑者は身代金を受け取って人質を釈放したわけでない」と身代金の支払いを否定しました。地元の安全部隊は容疑者を取り囲みながら、交渉を続けてきたわけです。
今回釈放された記者の身元はまだはっきりしていませんが、イギリスの「デイリー・テレグラフ紙」の記者でソマリア海賊の関連報道を行うため一週間前から現地入りしたといわれています。
ソマリアは1991年から戦乱が続き、身代金を狙った外国人拉致事件が頻発しています。去年拉致された外国人の記者は今回釈放された2人のほか、カナダ人の女性とオーストラリア人の男性がいますが、まだ身柄を拘束されているそうです。(翻訳:KH)
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