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イスラエル軍、ガザ地区へ地上侵攻

2009-01-04 15:42:59     cri    



















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    イスラエル軍の地上部隊は現地時間の3日夜、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが支配するガザ地区への地上攻撃をおこないました。これは、イスラエルが12月27日に始めた軍事行動が新たな段階に入ったことを意味します。

 3日夜の地上侵攻の前に、イスラエル軍はハマスの幹部の拠点とロケット弾発射地点など戦略的要地を標的にして空爆を行いました。その結果、ガザ地区中部にある2本の橋が壊れ、ガザ地区南部との交通が困難になりました。また、ハマス支配下にあるテレビ局やラジオ局の電波もかなりの障害を受けたのです。また当日夜、一部のイスラエル軍地上部隊はヘリコプターの援護の下にガザ地区北部に入ったのです。

    そのあとイスラエル軍の報道官は閣議に基づき、イスラエル軍がガザ地区への地上軍事行動を開始したことを発表したのです。今回攻撃の主な目的は、ハマスのテロ攻撃の基盤の破壊とロケット弾発射地点のいっそうの破壊だということです。イスラエル軍の声明によりますと、今回の攻撃では、これまでの成果を踏まえハマス勢力により大きな打撃を与えるというもので、イスラエルの軍事力を強め、地元の情勢を緩和し、南部地区住民に持続的な安全をもたらすことだということです。

    一方、イスラエル軍のこの侵攻に対して、ハマスは当日、アラブ首長国連邦のテレビ局を通じて声明を発表し、「ハマスはこれまでイスラエル軍の数名の兵士の命を奪ったが、イスラエル軍は必ず大きな代価を払うだろう。ハマスは最後の最後まで戦い続ける」との強い姿勢を示しました。

 ところで、イスラエル軍は、この1週間の軍事行動で800あまりターゲットを空爆し、ハマスの基盤設備と幹部に大きな打撃を与えるという目標をほぼ完成しており、統計によれば、イスラエル軍の攻撃により、パレスチナ側に死者470人、負傷者2400人という被害がでています。一方、ハマスはこれまでにイスラエル側に450発のロケット弾を打ち込みました。イスラエルの医療機構の3日の統計によりますと、パレスチナ側の攻撃によってイスラエルでは4人が死亡、57人が負傷したということです。

 イスラエル軍が現地時間3日夜に地上攻撃を開始したことは、国際社会に大きな憂慮を与えました。国連のパン・ギムン事務総長は、「イスラエル軍の地上攻撃は、ガザ地区の多くの住民にひどい苦痛を与えている」との声明を発表し、暴力的な行為をやめるよう再度呼びかけました。また、一般住民の安全を保証し、人道的支援の順調な実施にも努めるべきだと強調しました。そして国連の安全保障理事会は3日夜、ガザ情勢について緊急会議を行い、イスラム諸国会議機構などの国際機構やレバノンなどの国もガザ地区への攻撃を全面的に止めるようイスラエルに求め、国連による国際視察団を派遣するよう呼びかけています。

    はっきりわかるのは、イスラエル軍は今回の地上攻撃によって、ハマスに一層の打撃を与え、ガザ地区の情勢を徹底的に変え、さらにガザ地区の武装勢力によるイスラエル住民に対するロケット弾攻撃をやめさせようとしていることです。これら目標が達成されるまで、イスラエル軍は攻撃を止めないでしょう。また、米国は依然としてイスラエル軍の攻撃を非難してはいません。つまり、情勢の変化などは、イスラエル軍の攻撃の勢いと国際社会の停戦実現への努力にかかっているのです。

(翻訳:黄恂恂、チェック:林)

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