国務院の李克強副首相は20日、有毒粉ミルクによる乳幼児の治療に全力を挙げるとともに、人々の健康を確実に保障し、根本的な利益を擁護するよう求めました。
李副首相は20日、河北省定興県を訪れ、病院や患者の家庭、デパートなどを見て回りました。また、共産党中央と国務院を代表して、有毒粉ミルクで被害を受けた乳幼児を見舞うとともに、治療状況や乳製品市場を調査しました。
その際、李副首相は、同行した衛生部門の責任者に、乳幼児が効果的な治療を即時に受けられるよう求めました。また、メラミンが混入したミルクを飲んで泌尿系の結石になったすべての乳幼児の治療費を免除する、農村部、特に辺ぴな地区での治療を徹底するよう求めました。
さらに、李副首相は、「各地区、各部門は乳製品の、全面的な検査を実施し、新製品の品質を確保するとともに、乳製品業界に対して全面的な再編を行うと同時に、酪農家を援助する政策を行い、大きな影響を受けることのないようにしなければならない」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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