福原愛選手、19歳、日本女子卓球のエース。小さい頃から、卓球で中国と縁を結びました。7歳から、毎年少なくとも１回くらい中国で修業してきました。愛ちゃんを指導した中国人コーチが数多くいます。そのうち、オリンピックチャンピオンの陳龍燦さんもいます。2003年、わずか14歳の愛ちゃんは、世界選手権でベスト8に入りました。選手権史上最年少のベスト8入り選手でした。素晴らしい実力と中国で修業した特別な経験により、愛ちゃんは日中両国のファンに愛されています。北京大会で、愛ちゃんは日本選手団の旗手を任せられました。メダルは1個も取っていませんが、北京でかなり熱烈な応援を受けました。河北省から観戦した王亜奇さんの話は、ファンたち皆の声を代表するものかもしれません。王亜奇さんは、「なぜ彼女を応援するのかというと、彼女は、中日の間に友好的な役割を果たしているからだ。それに、彼女が可愛いからだ」と語りました。

　異なった国を代表して、戦っているんだけど、同じ目標に向かって挑戦する同士だから、同じような苦痛に耐えて、同じような寂しさを我慢しているから、選手たちは仲間にもなれます。スポーツは彼らを結びつけ、オリンピックは国境の隔たりをなくしました。

　オリンピックのために皆が集まり、知り合って、交流してそして仲間になりました。金メダルがすべての目標ではなく、スポーツを楽しむのが最大な喜びとなっています。愛はもうスポーツを超えて、皆を心を結び付けます。北京オリンピックは調和的なオリンピックとして、オリンピック史上に記されてゆくことでしょう。オリンピック聖火がすでに消えていますが、オリンピックにより生まれた愛は引き続き広がっていくでしょう。