|
|
トウ亜萍さん |
楊揚さん |
地震被災地の復興にあたって、中国のスポーツ界は様々な形で支援しています。
北京オリンピック組織委員会は10日、記者会見し、中国の元スポーツ選手らが、「北京オリンピックと中国のスポーツ界を通じて、四川大地震の被災地の復興を力強く支援していく」と述べました。
記者会見には、心理学者とともに被災地に入り、子供たちのカウンセリングに協力してきた女子卓球の元世界チャンピオンのトウ亜萍さんや中国初の冬季オリンピック金メダリストである楊揚さんらが出席しました。トウ亜萍さんは、「カウンセリングに参加して、誰かを励ませるというスポーツの力がわかった」と述べた上で、「被災地の人々が苦痛を忘れ、生活を取り戻せるよう、オリンピックの選手村などで義捐金の募集活動を行ったり、被災地の子供たちを北京オリンピックに招待したりする」ことを明らかにしました。
アメリカのプロバスケットボールのNBAで活躍している中国のヤオ・ミン選手も、地震被災地の復興を支援するために、いままではすでに200万元を寄付した上で、さらに200万ドルを追加援助しました。
また、先週、中国広西チワン族自治区で行われた北京オリンピックの聖火リレーでも、ランナーを務めた男子重量挙げの肖建剛選手が、スポーツの精神を被災地に伝え、被災者を応援したいと語りました。
「我々スポーツ選手がどんな困難にあっても諦めずに頑張るのと同じように、被災地の人々も頑張ってほしいです。ここで聖火をリレーして、スポーツ選手の声を伝え、被災地の復興に少しでも助けになればと思います」
|