翌日は朝から出かけて、まず、成都連合知的所有権交易所を見学した。そこで、成都生産力促進センターの黄主任に、知的所有権の保護や中小企業のイノベーション支援策について話を伺った。

成都連合知的所有権交易所

　その後、成都ハイテクパークに向かった。ここでは、起業やプロジェクト審議申請手続きの簡素化を試みている。先週からは、いくつかの部門を統合して、一つの窓口で手続きが済むようになった。

成都ハイテクパーク知的所有権サービスセンター

　昼食後、成都空港のある双流県に向かった。双流県では、産学連携による新製品研究開発を行っている地元企業や、華神バイオ製薬有限公司を見学した。

　この双流県では、技術革新の奨励政策を実施しており、農家の知的所有権意識も向上した。また、知的所有権の保護によって、農家も収入アップを実感できるようになったという。また、知的所有権保護連盟も設立されている。

双流県永安鎮白果村村民委員会中の知的所有権ステーション

図書室には無公害農業、養殖業の本がそろう