6時、約束通り、坂本さんの友達・李さんの家を訪ねた。とても50代には見えないお若い方だが、ちょっと厳しそう。しばらく何を言おうか戸惑った。しかし、しゃべっているうちに徐々に打ち解け、会話がはずむようになった。この間に、ご主人の謝さんはが料理を作ってくださった。
私が辛いものを食べられないのでは、と配慮してくださったのか、その日の料理は辛くなかった。でも、「回鍋肉(ホイコーロー)」は美味しかった!
ご主人の手料理
坂本さんと李さん夫婦
料理はもちろん、謝さんの話も素晴らしかった。江西省出身の謝さんは、戦時中にお父さんが負傷し、親族も多く亡くなられている。だから最初、日本人の坂本さんと交流することはためらわれた。ところが、長く付き合っていくうちに、お互いの人柄がわかるようになり、気の置けない友人になった。こんなお話が聞けて、わたしもうれしく思った。ところが、ここでまた、バッテリー切れてしまった。お詫びして、もう1回インタビューを録らせていただいた。アクシデントさすがに2回目になると、泣けてきた。
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