週末、成都にある広島中日友好会館・飛鳥日本語学校のボランティア教師坂本静子さんを取材することになった。成都のタクシー事情がわからなくて、20分くらいタクシーを待ったが、なかなか空車を見つけることができなかった。明らかに遅刻しそうだったので、坂本さんにお詫びして、バスで行くことにした。電話には、同僚の仲田先生が出てきた。仲田先生にバスでの行き方を教えていただいた。ところが、バス停に着いたとたん、タクシーの空車が見つかったのだから皮肉なものだ。
日本語学校では、毎週土曜日の午後、「日本語コーナー」を開催している。日本の風習や文化を紹介するほか、日本人と中国人の会話の場でもある。今回は日本のラーメン、うどん、そばについて。自分も知らなかった内容が多く、勉強になった。
ところで、今回の取材にはちょっとしたアクシデントがあった。今回、取材用に持ってきたMDのバッテリーに問題があったようで、インタビューが録音できていなかったのである。
すぐに録り直しをしたのだが、同じ内容をもう1度となとる、非常に心苦しかった。ところが、坂本さんは優しい方で、文句ひとつ言わず応じてくださった。余計申し訳ないと思った。
広島中日会館
日本の歌を教える坂本さん
次の日、坂本さんの友達の中国人を取材させてもらうことになった。が、ホテルに戻ると、坂本さんから電話がかかってきた。その友達が取材を受けたくなさそうだという。詳しく事情を説明して、なんとか取材に応じてもらえるようお願いした。
翌朝、坂本さんから電話がかかってきた。取材はOKになったとのこと。
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