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校舎 |
山間部に住む生徒が平日に泊まる寮 |
今日は成都市から12.6キロ離れた龍泉驛区にある成都経済技術開発区実験中学校を取材した。
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教室 |
食堂。時間が過ぎて、食事風景を撮影できず残念 |
車を降り、校舎を見てびっくりした。それは都会の中学校としても立派といえるものだった。建物に入ると、教室や食堂、さらに、生徒寮もある。北京っ子の私でも羨ましいほどの学校だった。
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北京の中学校にも見劣りしない大運動場 |
学生寮 |
学校がある龍泉驛区は、山間部の中学校の条件が悪く、教師たちが赴任したがらず、生徒たちも毎日通うのに一時間もかかって、辛かったそうだ。区政府は山間部の子供でも中心地と同じ様な教育を受けさせようと、山間部にある中学校を中心地まで移転させることを企画した。そして、この実験中学校を建てるようになった。今年9月に使用し始めたこの学校には、1840人の山間部の生徒がここで勉強している。そのうち、甘孜チベット自治州の貧困家庭からの生徒が20人いる。
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学生寮 |
実験室やパソコン室などは建設中 |
子供たちに話を聞くと、皆、今の学校生活に満足していることがわかった。
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古鎮の入り口で三輪車の客寄せのおばさんたち。ちょっと可愛いじゃない? |
洛帯古鎮。今や観光客で賑う |
学校での取材が終わったのは、1時過ぎだった。次の取材先に向かう途中、客家の人たちが集まり住む洛帯古鎮で昼食をした。ここに住む客家の人は清の時代の人口大移動、「湖広填四川」の時に移り住んだもので、今でも自分の言葉や食習慣などを保っている。
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黄土鎮公立病院 |
都会からのお医者さんが半年交替という形で来ている |
午後、龍泉驛区の黄土鎮公立病院を見学した。農村の遅れた医療条件を変えようと、成都市が推進した農村標準化病院の一つである。施設や設備を整備するほかに、都会の病院から医師を交代で派遣して、農村病院の医師のレベルアップを図っている。これまで、農村病院の医療条件が悪く、農民たちはちょっとした病気にかかった場合、薬でごまかし、深刻になってから、遠い都会の病院へ行っていた。今は近くにこのように設備が整い、お医者さんも優しい病院があるので、気軽に通うになったと患者の一人が言った。
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病室 |
歯の治療設備もある |
一日の取材や見学を終え、成都市内に戻ったのは夕方の7時だった。疲れた記者団のメンバーたちは軽く夕食を済ませ、取材内容を整理して、早く休みたいということで、成都の有名な「順興茶荘」で「成都小吃(軽食)」を食べた。店の入り口にあるお茶入れ職人の塑像が目を引く。また、四川の特色のある舞台を見せてもらった。
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お店の入り口にお茶入れ職人の塑像 |
店内の風景 |
舞台の様子 |
充実な一日を過ごして、とても満足した。
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