中国中小企業協会は北京で初の中国中小企業フェスティバルを開きます。同協会の李子彬会長によりますと、今回のフェスティバルは「促進、革新、成長、共同利益」をテーマに、12月10日と11日に、北京で開催されます。その主な内容は、講演会や商談会、企業のハイレベルフォーラムなどからなっています。中小企業と政府部門の専門家の間に対話の場を作り、中小企業の成長と発展の戦略を議論し、社会の資源を統合して、企業の投資プロジェクトと資本の仲立ちを行います。このほか、省エネや、汚染物排出削減、自主開発における中小企業の取り組みも展示する予定です。
中国は改革開放以降、中小企業と非公有制経済が急速に発展し、中国経済を牽引する重要な力となっています。とりわけ、『中小企業法』や国務院の非公有制経済の発展を奨励する関連政策が発表された後、中小企業の発展環境は絶えず改善されました。しかし依然として融資の壁や、市場参入の壁などの問題を抱えています。こうした現状を背景に、今回の会合では企業と金融機関の橋渡しを行います。フェスティバルの期間中には、100余りの企業投資プロジェクトが示され、10社余りの銀行や投資機関と話し合うことにしています。
統計によりますと、2006年末の時点で、中国の中小企業の数は4200万社余りに達し、企業全体の99.8%を占めています。このうち、政府の商工部門に登録手続きを行った中小企業は430万社余りで、自営業者は3800万戸となっています。また、中小企業が創出した最終製品やサービスの価値、輸出総額及びその上納した税収は、全体の半分以上を占めています。このほか、中小企業は都市部の75%の雇用機会を創出し、農村から都市部に移転した労働力の75%を吸収しています。(整理:Yan)
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