今月1日からの国慶節のゴールデンウィーク期間中も各地の観光地は、大勢の観光客で賑わったようですね。四川省の有名な観光地九寨溝では、人が多すぎて今年初めて観光客の規制まで行なったようです。北京でも故宮や万里の長城の八達嶺などは、施設の許容量を超えて、長い列をつくっていたようです。
このようにゴールデン期間中に余りにも多くの人が集中して観光に出かけるので、交通渋滞を招いたり、入園料を値上げする動きがあったり、また景観地の環境を破壊するといった問題が起きている。そんな状況を改善するために、ゴールデンウィークのあり方を考え直すべきだという意見が強まっているようです。
ある観光関係のサイトが2000人以上の人を対象にアンケートを実施した所、60%以上の人が今の大型連休のあり方を見直すべきだと答えたということです。どれかのゴールデンウィークを廃止した場合、その休みを別の形で振り返る必要があります。例えば5月の大型連休を廃止して、中秋節や端午の節句などの伝統的な祭日を祝日にするという考え方があるようです。
またアンケートの結果によれば、60%の人が、必ず取ることの出来る有給休暇制度を導入して欲しいと希望しています。それが実現すれは、自分の好きな時期に人の混まない観光地に自由に行くことが出来るようになる訳ですから。旧正月の春節の大型連休が変わることは無いでしょうから、早ければ来年の5月の連休辺りから、大型連休のあり方が変わるかもしれませんね。(NM)
|