先般、「北京五輪・パラリンピック期間における北京競技エリアの指定病院・医療・救急サービスについての取り決め」の調印式が北京で開催された。北京オリンピック組織委員会は、北京の20ヵ所の病院と「五輪期間の医療サービスについての取り決め」を結び、北京救急センターとの間で「五輪期間の救急サービスについての取り決め」に調印した。今後、北京協和医院など20ヵ所の五輪指定病院と北京救急センターは北京市民に日常の医療サービスを提供する以外に、北京五輪・パラリンピックにも医療サービスと救急サービスを提供することになった。

　「北京五輪指定病院の基準」によると、指定される病院は「三級甲クラス」（中国で最高クラスの意）の資格を備え、または職務担当者の配置を通じて「三級甲クラス」の資格に達するようにしなければならない。そのほか、指定された五輪病院は五輪関係者専用の医療コースを設置し、相対的に他のものから独立した診察・急診エリアを設け、外国人専用ベッドを確保し、関連規則に基づいて病室の施設を備え付けなければならない。

　五輪指定病院はIOCの要請に基づき、北京市の都市部の規模および医療サービスの特色と結びつけて、病院からの申し込みを受理し、IOCによって批准されたものである。今回の選定は中国衛生部、中国人民解放軍　総後方勤務衛生部および北京市衛生局の全面的な支持を受けた。五輪関連の医療サービスの取り決めは調印式以後発効し、パラリンピック閉幕後に終了することとなっている。

　北京五輪指定病院のリスト（北京市救急センターを含む）

　1． 中国衛生部中日友好病院

　2． 中国衛生部北京医院

　3． 中国人民解放軍総病院

　4． 中国医学科学院北京協和病院

　5． 中国中医研究院広安門病院

　6． 北京大学第一病院

　7． 北京大学第三病院

　8． 北京大学口腔病院

　9． 北京大学人民病院

　10． 北京大学首都鉄鋼病院

　11． 首都医学大学付属北京安貞病院

　12． 首都医学大学付属北京朝陽病院

　13． 首都医学大学付属北京口腔病院

　14． 首都医学大学付属北京天壇病院

　15． 首都医学大学付属北京同仁病院

　16． 首都医学大学付属北京友誼病院

　17． 首都医学大学付属北京中医病院

　18． 首都医学大学宣武病院

　19． 北京積水潭病院

　20． 北京市海淀病院

　21． 北京市救急センター

　「チャイナネット」