先般、世界的に著名なスポーツ映画のシナリオ・ライター、プロデューサー・監督であるグリンスパーン氏は「2008年北京五輪の記録映画の監督になるのではなく、中国の監督の企画に協力するものである。中国の監督が自ら北京五輪の記録映画をつくることはすでに決まっている」ことを明らかにした。
それでは、監督は誰か。中国オリンピック組織委員会筋によると、現在、監督の人選はまだ決まっていないが、中国の映画監督界で大人気の監督に決まっており、張芸謀(チャン・イーモウ)さん、陳凱歌(チェン・カイコウ)さん、馮小剛(フォン・シャオガン)さん、田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)さんは人気のある監督の候補者と見られている。
選ばれた可能性の最も高い監督:張芸謀さん
張芸謀さんはすぐれた映画監督の才能でオリンピック関連の活動に最も頻繁に参与してきた監督でもあり、スポーツ映画の巨匠であるグリンスパーン氏と提携したことのある唯一の中国の監督でもある。張芸謀さんとぐリンスパーン氏が共同で監督、製作した2008年北京五輪のPR映画は大成功で、2008年北京五輪招致成功の面で大きな役割を果たした。経験からしても実績からしても、張さんが選ばれる可能性が最も高いであろう。
最も注目されている監督:陳凱歌さん
五輪関連の作品をつくったことはないが、陳凱歌さんの国際映画監督界での名声は最も大きい。グリンスターン氏の成功は「人間性を第一に」したからだとすれば、陳凱歌さんの監督する映画はすでにそれがそろっている。
それと同時、グリンスパーン氏の中国訪問の期間、北京五輪組織委員会は陳凱歌とグリンスパーン氏の対話をセットし、これから見ても陳さんへの注目度が分かる。この対話で、陳凱歌さんは「記録映画を監督したことはないが、記録映画についてずっと前から興味を持っており、グリンスパーン氏の映画のプロットもちゃんと覚えている」と語った。
最も期待されている監督:馮小剛さん
中国で開催される最初の五輪大会であるので、2008年北京五輪は中国の人たちに注目されている。これは中国のスタイルを提示する五輪大会でもあり、また、歓喜の五輪大会でもあるはずと人々は見ている。これは、馮小剛さんの得意とするところである。馮小剛さんの映画は人々に好まれているので、80%の観客は「馮小剛スタイル」の記録映画に期待を寄せている。
最も信頼できる監督:田壮壮さん
口数のすくない田壮壮さんはこの四人の監督の中で、唯一の記録映画を作ったことがあり、また記録映画を愛する監督である。田さんにとって、記録映画は手慣れた仕事であるので、もっとも信頼できる監督であろう。
「チャイナネット」
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