aa
|
1時間目 第5回中国国際カフェショーを見て歩き
担当:王小燕、斉鵬
今週は最近いただいたお便りのご紹介に続いて、第5回中国国際カフェショーでのマイクリポートです。
7月6日~9日、第5回中国国際Cafe Showが北京北東部の中国国際展覧センターで開催されました。350社余りが出展し、展示面積が3万平米を超え、来場者が7万人に達したことで、中国北部では最大級のコーヒー展示会です。世界数十カ国のコーヒー豆や、中国の国内メーカーの開発したコーヒーマシン、容器、コーヒー店経営の関連グッズが陳列されていました。
ところで、ずっと茶を飲み続けてきた中国では、コーヒーの普及するプロセスは、改革開放のテンポと歩みをともにしたものです。1980年代初めから中国で発売されるようになったネスレのインスタントコーヒーが、多くの人にとってのコーヒー初体験と言えます。
その後、わずか30年ほどの期間ですが、中国のコーヒー産業は目覚ましい発展を成し遂げてきました。カフェショーの展示規模も年々拡大しているのもその一例です。
一人平均の年間コーヒー消費量は日本では200杯であるの対し、今の中国はわずか4杯にとどまっているという統計データがあります。しかし、2017年、中国のコーヒー市場の伸び率が75%に達するとも見られています。コーヒーを飲む文化が大都会から中小都市へと広がりつつあります。
一体、中国コーヒー産業の現場では何が起きているのか。今回は、王小燕アナと、日本語フリーペーパー『北京TokoToko』創刊者で、コーヒー愛好者の大西邦佳さんによるマイクリポートです。
2時間目 北京・ラジオ珈琲館 田口護のカフェ人生~①なぜ、中国なのか?
聞き手:王小燕
今週から新コーナーが始まります!不定期でお届けする「北京・ラジオ珈琲館 田口護のカフェ人生」のゲストは、「コーヒー界のレジェンド」として名高く、戦後の日本ではペーパードリップの一般家庭での普及に貢献した田口護さんです。
田口さんがコーヒーや喫茶店経営などをテーマに書かれた数々の著書は、中国でも多数翻訳出版されており、コーヒーに目覚めたファンたちからは「必読書」とされています。
コーヒーを通じて、中国と深いつながりを結んだ田口さん。なぜ中国に対して、かくも強い思い入れを抱いていらっしゃるのでしょうか。先日、北京で開かれた第5回中国国際カフェショーの会場で取材しました。
なお、この番組はCRIの公式アプリ「China Radio」、Podcasting、ヒマラヤFMなどでもお聞きいただけます。キーワード「CRIインタビュー」で検索してください。
「北京・ラジオ珈琲館 田口護のカフェ人生」の文字版は、WeChatアカウント「CRI日语频道」でも近日中に配信予定。興味のある方は、ぜひチェックしてみください。
田口護(たぐち まもる)さん
カフェ・バッハ店主。
1938年 北海道・札幌市に生まれる。
1968年 文子夫人と東京都台東区日本堤(旧・山谷)で「カフェ・バッハ」を開業。
1974年に自家焙煎をスタート。調査や指導で訪れたコーヒー農園は40ヵ国に及ぶ。また、バッハコーヒー主宰として、数多くの後輩を指導。全国各地でバッハコーヒーの卒業生が活躍している。SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)ではトレイニング委員会委員長、会長を歴任。
著書10数冊が中国で翻訳出版され、中国のコーヒー関係者から「咖啡之神(コーヒーの神様)」と慕われている。
現在は「北京中珈道珈琲文化伝播有限公司」コーヒー技術チーフディレクターを務め、同社の雲南省徳宏でのコーヒー栽培、焙煎およびカフェ経営の指導のため、年10回ほど中国を訪問している。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |