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8月29日 金曜日

2014-08-29 18:13:28     cri    

 一時間目:わが故郷が一番きれい、常州市出身の王晶さんに聞く

  

 一時間目は、江蘇省の常州市では、若者が好きな観光地やグルメについて、常州市出身の南京大学の大学生・王晶さんに話を伺います。

 夏休みに入って、インターンシップで中国国際放送局日本語部に入ってきた学生がいますが、これらの学生は出身が全国各地なので、故郷には、有名な観光名所やグルメがあります。「中国の旅」では、学生をゲストとしてスタジオに迎えます。それぞれの学生に、故郷の有名な観光名所やグルメを紹介し、そしてアピールしてもらいます。8月15日から今月末まで毎週の番組には学生2名が出演し、どちらの故郷がいいかを競います。学生2人、どちらの故郷が一番いいかを、リスナーの皆さんが是非、ご返信やメールで気に入った場所をご記入ください。

 まずは常州の歴史から話したほうがいいと思います。歴史をたどると、常州はおよそ2500年前に町が形成され、西晋時代から近代にいたるまでの1700年の間、江蘇省南部の政治、経済、文化の中心地として栄えました。それで、今常州の重点プロジェクトの一つである2500年前の城壁の遺跡が復元されています。名前は「春秋淹城」、つまり、春秋時代の城壁ということです。春秋末期、「淹」と言う国がここで城壁を作り、それは今の「淹城」です。「淹城」の独特なところは、城壁、お堀、城壁、お堀、城壁、お堀という形で、城壁が三重になっていて、お堀も三重になっています。こんな城壁を持つのは「淹城」だけです。普通は城壁とお堀がそれぞれ一つです。この特徴から、「春秋淹城」は今世界文化遺産への登録を目指しています。この遺跡は私の家の近くですから、なんか世界遺産になればいいなと思いますね。

 次に好きなのは「中華恐竜園」です。紹介の前に、まずは常州市の地理的位置について話したいと思います。常州は長江デルタ地域の中心部で、上海と南京との中間に位置し、北は長江に接し、南は太湖に近く、大運河が市内を貫いています。ですから、常州は自然資源がとても豊富で、非常にいい地理的位置にあります。それで、地理的に恵まれた常州に大きなテーマパークを作りました。それが「中華恐竜園」です。「中華恐竜園」は遊びや見学などが一体化した刺激が溢れるテーマパークです。それに、その中心となる中華恐竜館には各種類の国家級恐竜化石が展示されています。巨大な恐竜の骨格などもあります。中華恐竜館は恐竜の化石が一番多い博物館で、古生物の誕生、進化と絶滅を展示しています。恐竜って、かっこいいなと思いませんか。若い人は好きです。私もたびたび友達と一緒に遊びに行きます。

 故郷、常州の美味しい料理について、まずは小籠包からお話ししたいと思います。日本の皆さんもよく知っている小籠包は、上海が起源だと言われていますが、実はそうではありません。本当は清王朝の末期、常州の「万華茶楼」という食事をする場所で発明された食べ物です。上海南翔小籠包が初めて登場するのは1871年です。常州の方がもっと早かったことがわかります。常州の小籠包は、蟹味噌ですから、味もいいし、営養も豊富です。

 その次に、常州の有名なお土産は沢庵です。まあ、ちょっと地味な感じがしますが、美味しいですよ。

 麺類の中では、私は銀糸麺が好きです。日本語でいえば、銀糸麺で、銀の糸、そして麺類の麺と書きます。こんなに細い麺は、他にはありません。「銀糸麺」は、汁蕎麦で、肉や野菜がスープに入っています。安くて、一杯が10元ぐらいです。

 常州は、有名人輩出の地としても有名です。清代末期の文学者であり、思想家であった龔自珍は、「天下名士が輩出する地といえば、東南には常州に比類するもの無し」という一句を詠んでいます。清の康煕帝、乾隆帝は、この歴史の町、常州によく訪れ、また北宋の文学者である蘇東坡も常州を愛し、終焉の地となりました。今でも、蘇東坡を記念する公園「東坡公園」があります。

 つまり、常州というのは昔から文化的な雰囲気が濃く、人々の教養が高い場所です。

 二時間目:わが故郷が一番きれい、鎮江市出身の朱一飛さんに聞く

  

 二時間目は、江蘇省の鎮江では、若者が好きな観光地やグルメについて、江蘇省鎮江市出身の南京大学の大学生・朱一飛さんに話を伺います。

 夏休みに入って、インターンシップで中国国際放送局日本語部に入ってきた学生がいますが、これらの学生は出身が全国各地なので、故郷には、有名な観光名所やグルメがあります。「中国の旅」では、学生をゲストとしてスタジオに迎えます。それぞれの学生に、故郷の有名な観光名所やグルメを紹介し、そしてアピールしてもらいます。8月15日から今月末まで毎週の番組には学生2名が出演し、どちらの故郷がいいかを競います。学生2人、どちらの故郷が一番いいかを、リスナーの皆さんが是非、ご返信やメールで気に入った場所をご記入ください。

 鎮江の有名な観光地は、京口の三つの山です。金山はきれい、北固山は険しい、焦山はりっぱだといわれています。1つずつご紹介したいと思います。まずは金山です。鎮江市内であれば、どこからでも見える黄色と緑の塔が、金山塔です。金山塔があるのが、長江に隣接する金山という山です。金山の風景はきれいで、昔から観光名所の1つです。もともと、金山は長江の中に浮かぶ1つの島で、「河の中心に咲く一輪の美しい芙蓉」といわれています。金山寺は金山の山腹に沿って建てられていて、山全体に広がっています。金山寺に関して、民間伝説が多く秘められています。その中で「白蛇伝」という伝説は一番有名です。それ以外、金山寺から伝わった金山寺味噌は特に日本人になじみがあります。ここで修行した日本のお坊さん、雪舟の物語は、日本では教科書に載っています。

 次は、三つの山の中央に位置する北固山です。北固山は、三国時代の歴史の跡、特に呉の歴史の跡を辿ることができる貴重なスポットです。山の上に三国時代の遺跡が数多く残っており、「甘露寺」という寺が有名です。劉備がここで孫権の妹である孫尚香とお見合いをした伝説が広く伝えられています。甘露寺には、この話に関する人形がいくつか飾られています。そして、梁の武帝が北固山に「天下第一江山」の名を与えたといわれて、山の中腹には石碑があります。ほかに、阿倍仲麻呂の歌碑もあります。漢詩の五言絶句の形で詠ったものが刻まれています。

 最後は焦山です。焦山には南朝から清朝までの石碑が300以上あり、歴史的な山です。焦山は三山のうちで一番高く、山の奥にある山道に沿って頂きに登れば、長江の風景を満喫することができます。

 山のほかに、観光地・「西津渡」という通りが有名です。もともと長江に近く、渡し場が設けられていましたから、「西津渡」と称されるようになりました。金山寺の東側にあり、全長が約1000メートルの歴史ある通りです。六朝から清朝までの歴史の跡が随所に見られます。宋の時代には、東方見聞録を書いたマルコポーロもここを訪れていますが、その時代の雰囲気がそのまま残っています。近くに「大地」を書いたパールバックの家もあります。つまり、そんなに広くないのに、立ち寄るにはちょうどいい観光スポットだと思います。

 私の好きな料理はいろいろありますが、やはり鍋蓋麺から始めましょう。その名前の由来は、「麺をゆでる鍋の中で鍋蓋を煮る」という民間の物語から生まれました。昔々、ある鎮江の女性が、大きな鍋で麺を茹でていた時、ちょうど用事ができて、慌てて鍋より小さい木製の蓋をかぶせてしまい、そのまま放置してしまいました。その結果、小さな木製の蓋が大きな鍋の中で麺とともにゆでられてしまいました。でも、麺を食べてみるとなんと、麺の味がより美味しくなっていました。こうして、鍋蓋麺が出来上がりました。もちろん現在の鍋蓋麺には木製の蓋は入れ茹でませんけど。麺は平打ちの少し縮れ麺です。スープはあっさり醤油味で、鎮江市の名産である鎮江黒酢を入れて食べると、もっとあっさりして美味しいです。「江南の天下第一麺」と呼ばれています。ですから、鎮江市に来たら、この一品をぜひとも試してみてください。

 もう一つの名産は、「鎮江黒酢」と呼ばれる酢です。酢は鎮江市が発祥の地かどうか、分かりませんが、鎮江市の酢が国内外に名を馳せていることは確かです。「中国医学大典」に、酢は「江蘇省の鎮江市のものを以ってもっとも良しとす」と記載されています。この黒酢はもはや鎮江市の代名詞のようなものになっています。調味料として酸味を加えるのに盛んに用いられています。料理の例では、酢豚に似た風味の煮込み料理に鎮江黒酢は欠かせません。食卓においても、カニを食べるときに、蒸したカニの身を穿り出しつつ、細切りの生姜を入れた鎮江黒酢につけて食べるのがとても美味しいです。これによってカニの持つ「寒」の性質を中和できると考えています。また、蒸し餃子と鍋蓋麺を食べる際にも鎮江黒酢で風味を加えることが多いです。

 1990年代以降の健康ブームの中で、アミノ酸を多く含む「黒酢は健康によい」ともてはやされるようになりました。そのため、調味料として用いられるよりも、湯などで割って飲んだり、ソフトカプセルに入れたサプリメントとして服用されたりすることが多くなってきました。

 鎮江市は3000年の歴史をもつ文化的に有名な街であり、昔から多くの著名人を輩出しました。例えば、南北朝時代の数学者・祖沖之、六朝時代に火薬を発明した葛洪、いずれも鎮江市の出身です。そして、多くの有名な歴史物語も、鎮江市で誕生しました。また、鎮江市は歴史的文化遺産の保護を重視し、多くの名所旧跡が観光地として開発されました。鎮江市には、訪れた観光客の印象に残る見所が多いようです。特に古典に詳しい観光客ならば、鎮江市ゆかりの文化、この地で何百年、何千年前に起こった出来事、あるいは有名な詩人がこの地で詠んだ名句などを知るのは、素晴らしいことと感じるでしょう。

 私は、旅行が大好きです。毎年少なくとも1回は長距離の旅行に行きます。内蒙古、雲南省、四川省、海南島などたくさんのところへ行ってきたことあります。よく連休を利用して友達と一緒に旅行に行きます。私は写真を撮ることも大好きです。見聞きしたことを記録するのはとても楽しいことだと思います。次に行きたいところはチベットです。雪山にあこがれていて、登りたいです。頂上からの眺めは最高だそうです。きっと一生忘れられない経験になると思います。

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