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一時間目 チャイナエクスプレス(中日韓FTAの第2回交渉が終了)
担当:王穎穎、大野清司
各地の話題
① 中国人観光客の海外旅行、これまでの「ショッピング第一」から行動スタイルが変化
7月24日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国人観光客の海外旅行における行動様式に変化が現れており、欧州の高級ブランドショップの売り上げにも影響を与える可能性があるということです。
② 中国飲食業の上半期業績報告:この20年で最低
中国飲食業協会は7月29日、中国の飲食市場の今年上半期の実績と下半期の予測を発表しました。上半期の飲食市場の成長率は8.7%で前年同期比4.5%、その他の消費総額と比べて4ポイントのそれぞれマイナスとなっていて、ここ20年で最低の数字となっています。中でも高級レストランの落ち込みが激しく、例えば北京ダックでおなじみの全聚徳は32.1%の減益だということです。
キーワードチャイナ
中日韓FTAの第2回交渉終了
先月30日から中国・上海で行われていた中国、日本、韓国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉が2日終了しました。中国商務省は「まだ交渉を始めたばかりであり、交渉の枠組みや争点を具体化している段階だ。韓日中FTAを通じ3カ国経済協力の制度的枠組みを整えるための建設的な議論を行った」と説明した。第3回交渉は11月または12月に日本で開催予定。(王穎穎)
二時間目「CRIインタビュー」(在北京フリーライター・三宅玲子さん)
聞き手:王小燕
今回は北京在住のノンフィクションライターで、ソーシャルプロジェクト・「Billion Beats」の代表である三宅玲子さんにお話しをうかがいます。
7月9日~14日、「日中未来の子ども100人の写真展覧会」が北京で開かれました。この展覧会は三宅玲子さんが代表を務める「ソーシャルプロジェクト・Billion Beats」と北京和僑会日中未来ラボ、日本語月刊誌「人民中国」が共同で開催したものです。
6月の上海、7月の北京に続き、9月以降日本の福岡や東京での開催も予定されており、さらに、来年はニューヨークでの出展も念頭に準備を進めている最中だということです。写真下は北京会場の様子と、訪れたウルムチからの親子連れ。
両国の子どもの生活にフォーカスしたこのような写真展に寄せた期待は?
「ソーシャルプロジェクト・Billion Beats」をめぐり、ウェブサイト創設のきっかけと現在の運営状況は?
ウェブサイトの発足から2年あまり過ぎた今、どのようにこれまでの活動を振り返るか? 今後に向ける抱負は?
写真展が開幕した日、会場で忙しく走り回っていた三宅さんをつかまえ、展示会終了後までじっくりとお話をうかがってきました。
三宅さんは北京で子育てをするお母さんでもあり、ノンフィクションのフリーライターとしても活躍しています。今週、来週と2回に分けてお送りします。どうぞお聞きください。
【三宅玲子さん】
1967年、熊本県生まれ。新聞社、書籍制作会社を経てフリーに。
2009年から北京在住
2011年3月 ソーシャルプロジェクト・「Billion Beats日本人が見つけた13億分の1の中国人ストーリー」(http://www.billion-beats.com/)というウェブサイトを仲間と立ち上げる
三時間目 ライフ・マガジン(北京のゴミ分別事情)
担当:王穎穎、大野清司
中国で「ゴミの分別」という話題になると、
・「どうやって分別したらいいのか分からない」
・「他の人が分別しないのだから、私だけがしても無駄」
・「みんな直接捨てているでしょ?」といった声が聞こえます。
中国国内ではゴミ処理問題が深刻化しており、国内の3分の1以上の都市で処理しきれないゴミが街を囲う「ゴミ屋敷」ならぬ「ゴミ都市」状態になっているといいます。北京市の1日当たりのゴミの量は1万8400トン。市内環状3号道路をすべて埋め尽くす規模で、その処理方は、90%が埋め立て、2%が焼却、8%が堆肥化8という比率になっています。北京市では2015年までに、焼却、堆肥化、埋め立ての比率を4:4:3したいとしています。現在は埋め立てが80%以上で,すでに埋め立て処理場が満杯状態になっています。(王穎穎)
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