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7月23日 火曜日

2013-07-23 13:31:11     cri    


 一時間目 チャイナエクスプレス (韓国が中国人にマルチビザ発行)

 担当:王穎穎 王小燕 志摩悦二郎

 7月の下旬になりましたが、北京はそんなに暑くないです。最高気温30度ぐらいで、朝晩は涼しくて過ごしやすいです。夏休みに入って、観光シーズンも到来!一時間目の各地の話題では、観光にちなんで国内旅行と海外旅行の二つの話題です。国内旅行はなんと名門大学の観光です。北京大学や清華大学などの名門校を訪れる「大学観光」の人気が高まっています。17日の午後2時、北京大学の東南門では、約600人の観光客が長蛇の列を作って入校を待っていました。なかでも夏休みを利用して見学に来ている親子連れが多く見られました。一方、韓国政府は17日、観光産業育成策を発表し、北京や上海の市民など3000万人を対象に中国人のマルチビザ発給対象を拡大する見通しです。

 そして、キーワードチャイナでは増え続けるオンライン決済にスポットを当ててみたいと想います。現在、中国のオンライン決済の利用者2.44億人、うち携帯端末は8000万人に上がっています。これからますます拡大するオンライン決済。その背景を3人で考えて見ました。(穎)

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 二時間目 「CRIインタビュー」(ジャーナリスト・村瀬史憲さん)

 聞き手:王小燕、志摩悦二郎

 1971年春、名古屋で開かれた第31回世界卓球選手権大会に60人あまりからなる中国代表団が出場しました。両国の国交正常化がまだ実現されていない中、多くの困難を突き破っての出場でした。

 大会中、中国代表が米国代表に中国訪問を要請したことがきっかけで、中米の外交関係が大きく改善されのちに「ピンポン外交」として注目された動きでした。

 この「ピンポン外交」の歴史と背景、そして卓球が絆で結ばれている両国の人々の現状を、ローカルの視点から掘り下げて取材を続けているのが、地元の民放・名古屋テレビのディレクター・村瀬史憲さんです。

 学生時代からテレビ番組の制作経験を積んできた村瀬さんが、中途採用で名古屋テレビに入社したのは2005年のことでした。ピンポン外交の舞台を提供した名古屋という土地柄もあり、名古屋テレビと中国とのかかわりも濃厚なものがありました。会社の資料室に保管されている多くの資料を目にし、村瀬さんは入局後、矢継ぎ早に自らの提案による中国題材のドキュメンタリーを制作してきました。

 これらの番組には、戦争の歴史を乗り越え、真の意味での「心の和解」の実現に向けて努力してやまない人々の取り組みはもちろん、目先の事象に惑わされずに、月日の試練に耐えうる報道とは何か、といったジャーナリズムそのものに対する深い思考も含まれています。

 今回のインタビューは村瀬さんが連休を返上して、取材と撮影で北京に訪れた時に行ったものです。頻繁に中国を訪れている村瀬さんには、何年も費やして探し続けているものがあると言いますが、その探し物とは一体何なのか。また、村瀬さんがドキュメンタリーで追っかけてきたテーマの一つに、名古屋と南京との深いかかわりがあります。ドキュメンタリーの制作を通して視聴者に一番伝えようとするメッセージは何か。ゆっくりとお話を伺っていきます。

 折しも、日本では先週末の参院選が終わり、安倍総裁の率いる与党自民党が参院でも主導権を握るようになりました。日本にとって、久しぶりの安定的な政治運営が期待できるようになりましたが、隣国の中国から見れば、平和憲法の改正や歴史認識をめぐる一連の問題の成り行きがこれまで以上に高く注目されています。

 中日関係がまたもや重要な節目に差し掛かっている中、村瀬さんの語る「名古屋から見える中国」には啓発的なヒントもたくさん含まれています。詳しくはぜひ番組をお聞きください。

 番組の最後は、この1月、名古屋で「名古屋南京友好都市35周年記念音楽会」を開いた紫金草合唱団による組曲「紫金草物語」の一曲「平和の花 紫金草」をお聞きいただきます。(王小燕)

 【村瀬史憲(むらせ・ふみのり)さん】

 1970年愛知県生まれ。早稲田大学在学中からテレビ報道番組の制作に関わる。

 東京の制作会社に約10年間所属し、民放やNHKで報道を中心とした番組の制作に携わる。

 2005年、名古屋の民放テレビ局、名古屋テレビに入社。

 現在、ニュースデスクを勤める傍ら、報道ドキュメンタリーの制作を続けている。

 <最近の主な作品>

 『二つの観音像~南京・名古屋 交換された仏像を追う』(2006年3月29日)

 『幻の第13話 ~翻弄された中国報道~』(2007年11月14日)

 『秘録 ピンポン外交~中日国交正常化の「原点」』(2012年11月12日)

 『銀球のメッセージ~ピンポン外交と名古屋~』(2012年12月24日)(メ~テレ50周年特別番組)

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 三時間目 イロハのチャイナ(山西省の旅――晋城の産業転換)

 担当:王穎穎 志摩悦二郎

 先週に引き続き、私と志摩さんが訪れた、山西省晋城市の旅行報告です。・山西省と晋城市の産業と言うと、なんと言っても石炭。中国は世界最大の石炭産出国。その四分の一が山西省で生産されています。

 晋城市は山西省の石炭の埋蔵量の二分の一を占める石炭産業の街。品質の高い無縁石炭を国内のみならず、世界各国に輸出しています。しかし、石炭から石油への転換や、国有企業の改革が進められる中で、新しい産業の創出を模索しています。

 その晋城市が、今石炭産業からの新たな展開を目指して、新しい産業の創出に取り組んでいます。まずは、石炭の新しいクリーンエネルギーの開発現場に行ってみました。現在開発が進められているのはコールベッドメタン。炭層ガスCBMとも言われます。その開発に当たっている二つの会社を訪ねました。

 石炭ばかりではありません。晋城市は中国のシルク産業の発祥地の一つで、伝統を生かした新たなシルク産業のブランド作りが行われています。その企業(吉利尔潞绸グループ)が、移転して使われなくなった工場跡地を利用して、シルク展示館を開設しています。体験コーナーや、ゆったりとした商品展示コーナーなど、観光客を意識した新たな取り組みを紹介します。

 もう一つ新たな観光地を目指してユニークな観光戦略で注目を集めている、珏山(かくざん)の取り組みを紹介。元々、中国3大宗教の一つ、道教のお寺があったところで観光開発前も信者を中心に年間2万人ほどが訪れていたそうですが、今では7倍以上の年間15万人が訪れるようになりました。観光開発の目玉の一つが、「アニメ」。

 道教の教えの中に出てくる星にちなんだ28人のキャラクターを、地元の人がまず、脚本を作り、それをアニメにする独立法人を設立。

 シリーズ物のこのアニメは中国で全国放送され、中国の地域放送局でも、繰り返し放送される人気アニメになりました。そして、アニメを見た人たちが珏山を訪れるように、いくつものゾーンからなるアニメ体験園を作り、グッズ販売もしています。

 地域に根差した話をアニメという形で全国展開し、それを観光客の増加に結びつけようという戦略です。こうした一連の観光開発の資本提供をしたのが、実は地元の炭鉱会社でした。炭鉱を母体に様々な産業に手足を広げる晋城市の現状を紹介します。(穎)

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