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4月19日 茶文化と中日交流

2013-04-22 10:52:49     cri    

 海を渡った修行僧もここに立ち、交流を続けていました。同じ風景を見ていたのでしょう。山あいの美しい風景と、径山茶の花の香り。いったん途絶えた径山茶の文化が、李社長ら地元の人たちの努力と、息の長い中日交流によって再び息を吹き返しました。径山茶は今、歴史的銘茶として国家クラスの最優良銘茶と呼ばれています。


 浙江農林大学芸術設計学院・人文・茶文化学院の関剣平副教授(写真左)に聞きました

 日本の茶文化は世界に刺激を与えています。特に東アジアの茶文化ブームは日本がきっかけになりました。中国であれ、韓国であれ、ほとんどがいったん切れてしまいましたが、日本の茶文化は歴史的にも千利休からカタチとしてちゃんと今まで残っています。中国ではお茶はたくさん残っていて技術的には非常に豊かです。しかし、文化としては薄い印象です。だから茶文化をもう一度復興させようと研究しています。  径山寺は南宋の時代のとき、トップのお寺で日本からの僧侶もたくさん留学していました。しかし、明、清代に完全になくなってしまったんです。中日関係が正常化して以来、仏教や茶道に多くの影響を与えた寺だけに、日本の方々がたくさん訪ねて来ましたが、ほとんど残っていなかった。ところが、日本の刺激もあり、再建しています。中日交流は80年代から続き、毎年、茶人や研究者らが集まって会議やイベントをおこなっています。現在も再建は拡大しています。(山下哲弥)
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