週末のひと時いかがお過ごしでしょうか？毎週日曜日、中国の芸能情報や最新音楽をたっぷりとお届けする「エンタメ･ランド」の時間です。お相手は閔亦氷（ミンイヒョウ）です。

　第2回北京国際映画祭が今週23日～28日まで開催されました。23日夜、国家コンベンションセンターで盛大に行わた開幕式には、『タイタニック』や『アバター』などの名作を世に送り出したジェームズ・ キャメロン監督をはじめ、国際映画業界の関係者など約300人を含め、合わせて約4000人が出席しました。

　開幕式では、ジェームズ・ キャメロン監督が挨拶したほか、中国映画界に貢献した作品や人物が表彰されました。また、「2011年国際的に評価された中国映画」には、「金陵十三钗（The Flowers Of War）」、「辛亥革命」、「龍門飛甲（Flying Swords Of Dragon Gate）」、「功夫夢（ベスト・キッド）」、「桃姐（シンプルライフ）」「ヒマラヤ王子」など10作品が選ばれたということです。

　それでは、今週の番組ラインナップをご紹介しましょう。

　中国では今日からメーデーの3連休、日本もちょうどこの時期ゴールデンウィークということで、今週は連休にちなんで、番組まるごと「旅ソング特集」をお送りします。

　どうぞ、お楽しみに。

　【今週の曲目】

　♪戴佩妮（ペニー・ダイ）/「一個人的行李（一人旅のトランク）」

　中華圏で活動しているマレーシア出身のシンガーソングライター、戴佩妮（ペニー・ダイ）の2006年のヒット曲。世界各地で一人旅を楽しんだ感想を日記のように綴ったナンバーです。歌詞には世界の名所がたくさん出てくるので、どんな場所があるのか是非耳を澄まして聞いてみてください。

　♪ JS（ジェイエス）/「愛情背包客（愛のバックパッカー）」

　JSはかつて哥哥妹妹（ゴーゴメイメイ）という名前で活動していた兄妹ユニットで、"台湾のカーペンターズ"とも言われています。2004年にユニット名をメンバーの英語名の頭文字を取って「JS」に改めてファーストアルバムをリリースし、大ヒットさせました。

　今日のお勧めは、2008年発売のセカンドアルバムに収録されている曲。過去の恋愛を忘れて、新しい旅立ちを覚悟した女の子の気持ちを歌っている、とても前向きで勇気を与えてくれる曲です。

　♪侯湘婷（ホウ・シャンティン）/「一起去巴黎（パリへ行きましょう）」

侯湘婷（ホウ・シャンティン）は台湾で女優や歌手として活躍していましたが、近年は芸能活動をお休みしています。今日のお勧めは、彼女の2002年の大ヒットアルバムに収録されている曲で、恋人とパリ旅行を計画するというストーリー仕立ての曲で、旅ソングでありながらロマンチックなラブソングとしても知られています。

　♪韓暁（ハン・シャオ）/「我想去桂林（桂林に行きたい）」

　1990年代に中国全土で大ヒットした話題曲で、韓暁（ハン・シャオ）が有名になったきっかけの曲とも言えるでしょう。最初は桂林の観光キャンペーン･ソングではないかと思いきや、歌詞を見ていると、「桂林に行きたい！行きたいけど、時間のあるときはお金がない、お金のあるときは時間がない」というフレーズがとても印象的で、自らの青春時代の思惑などをストレートに表現したとてもユニークな1曲です。90年代の曲ですから、今聞くと、とても懐かしい感じがします。

　♪劉力揚（リウ・リーヤン）/「旅途（ジャーニー）」

　劉力揚（リウ・リーヤン）は1982年生まれで、李宇春（クリス・リー）、張靚頴（ジェーン・チャン）などを輩出した大陸トップクラスのオーディション番組「超級女声（現在は"快楽女性"）」2006年シーズンで第3位に輝き、2008年にファーストアルバムを発表して歌手デビューを果たしました。新作アルバムは昨年12月にリリースされたカバー・アルバムです。今日お勧めの「旅途（ジャーニー）」はアルバムの新曲で、「人生＝旅路」というテーマで書き下ろし、「旅ソング」の新たな境地を切り開いています。

　♪陳綺貞（チアー・チェン）/「旅行的意義（旅にでる意味）」

　台湾のシンガーソングライター、陳綺貞（チアー・チェン）の名曲、2004年に発表した「旅行的意義（旅にでる意味）」。旅先に恋の思い出を重ねたラブソングで、この曲を収録したアルバムは約30万枚の売り上げを記録し、台湾グラミー賞＝金曲奨をはじめ多数の賞を受賞しています。