近頃の北京は、太陽がぎらぎら照りつける真夏日が続いています。
そんな中、先週末と週明け、立て続けに2つの発表が行なわれました。京滬高速鉄道の料金と中国本土住民の台湾個人観光解禁です。今週の番組はこれにまつわる話題を中心にお送りします。
今月末にも正式開通する北京=上海間の京滬高速鉄道は、当分、毎日90本のダイヤで運行され、1318キロメートルを最短4時間48分で走行します。料金は、410元(時速250キロの2等席)から1750元(時速300キロのビジネスクラス)で、利用客が最も多いと見込まれる時速300キロの2等席は555元となっています。
時間が短縮された中国の南北を結ぶ大動脈が、今後の中国社会と経済にどのような影響を与えるのか、今後も目が離せません。
京滬高速鉄道車両のビジネスクラス
一方、この28日に解禁する中国本土住民の台湾個人観光について、最初の試行範囲として北京、上海、アモイの3都市が指定されました。実施細則は現在詰めている最中ですが、第一陣出発の1000人を抽選で選ぶという観光サイトの企画に、申込者はすでに6000人を突破しました。
ところで、契約者数がすでに9億を超えた中国の携帯電話のユーザーのうち、携帯電話でインターネットに接続している人がすでに3億人に上り、その数はまだ伸び続けています。最近、中国で爆発的に広がっている"微博"(ミニブログ)もまさにこれが背景だと言えます。
天津航空の「新浪微博」号旅客機、7月15日に開通する天津―香港線に投入される予定
今回の番組では、初の試みとして、ミニブログで「最近、台湾観光をしてきた人に話を聞きたい」と呼びかけ、名乗りを上げてくれた方たちに電話取材をしました。はたして、中国本土の人にとって、台湾の魅力は何なのか。深セン音楽放送の劉洋DJと上海複旦大学4年生の萌萌さんの台湾体験をお聞きください。
劉洋さんの撮影した台北の街頭と音楽フェスティバル「Simple Life」の様子
(王小燕)
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