広州アジアパラ大会の開会式直前、RUN(走り)と名づけられたショー |
開会式の会場の様子 |
12月12日、広州アジアパラ競技大会の開会式を前に、日本パラリンピック委員会の事務局長、日本選手団の中森邦男副団長は中国国際放送局の取材を受け、「広州パラ大会はアジア国の身障者スポーツの統合に役立つ」との考えを示しました。
広州アジアパラ大会の前身は1975年から2006年まで9回行われた極東・南太平洋身体障害者スポーツ大会(FESPIC)です。広州アジアパラ大会が初のアジアパラ大会として、アジアの身障者スポーツの発展に大きな意味があると中森邦男副団長は考えており、「FESPICと比べ参加国に西アジアと中東地域のアジア諸国が増えたことから、大会の競技レベルが高まることはもちろん、アジア身障者スポーツの統合にも役立つだろう」と話しました。
また、アジアパラ大会と身障者スポーツの普及との関連性について、中森副団長は、「アジアには身障者がスポーツに参加できる環境の整っていない国がまだある。アジアパラ大会を通じて、身障者スポーツがどんどん広がっていくだろう」と語りました。
中森邦男さんは、2008年北京パラリンピックが行われた時にも、日本選手団の副団長として中国を訪れたことがあります。開会式の見所について中森副団長は、「北京でも見たが、北京五輪と北京パラリンピックの開会式は同じレベルのものだった。広州アジアパラ大会の開会式も北京パラリンピックに劣らないものになると信じている。でも、広州は香港、マカオのような開放的な都市なので、きっと北京と違った趣のものを見せてくれるだろう」と楽しそうに話しました。(取材、写真:KH)
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