そして午後は再び降り出した大雪の中、工場視察に向かいました。
私たちが訪れたのは、「瀋陽風鼓集団」と「瀋陽機床集団」の工場です。
中国においても非常に重要なこの二社の工場では、ノウハウの流出が大きな問題となることから、製造用の設備装置の撮影のみが許可されました。

工場内部の大型設備
これら二社のどちらにも共通して言えることは、人材育成に非常に力を入れているという点です。
40年以上の時を会社と共に過ごしてきた技術者は、次のようにお話しています。
「私たちが勤め始めたころは、中卒や学歴の無い者たちが町の小さな町工場で働いているという規模のものでした。しかし現在では大卒者や専門学校でしっかりと技術を身に付けた者がますます増えており、海外研修を行うなど私たち自身も入社後の人材育成に一層力を入れています」。
「若い力が育ってきている」そう話すこれらの企業の幹部は、やはり人材を育てるという意味でも外国企業との技術協力を進めており、中でも日本とドイツの企業の名前を多く出していたことが印象的でした。
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