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譚正岩:京劇は、私の宿命です。

2008-12-31 19:17:09     cri    

 「ずいぶん急なことのように感じますが、それは譚家の伝統を伝えるためですか?」

 「それも1つの理由ですが、僕自身、そろそろ『自分の家』がほしい年齢なんですよ」と彼は子供のような笑顔をみせました。「僕は時々疲れを感じて、帰る場所がほしいんです。2人で支え合い、僕を暖めてくれる家がほしい」

 「どんな女の人が好きですか」

 「それは一口では言えませんね」

 「例えば?」

 「例えば……あえて言うのなら、2つの条件を持つ人だと思います。まず、善良で親孝行な人、あとは僕にふさわしい人です」

 「これだけ?ずいぶん簡単なように思えますが」

 「簡単であれば簡単であるほど、難しいんですよ。僕は今年でもう29歳だし、祖父がとても焦っています。彼にとって、家(譚流老生)を受け継ぐことは何よりも大事なことなんです」

 「もし将来、正岩さんの子供が生まれたら、京劇を勉強させますか?」

 「そうですね……それはその子自身の問題だと思います」

 「やはり勉強させようと思っているんですね?」

 「もちろんです、さすがに100年以上の歴史がありますし」

 

 正岩さんとの話が終わった時、すでに外は暗くなり始めていました。彼が考え込むときの複雑なまなざし、子供のような笑顔、また寂しげな横顔が、なんとも印象的でした。そして彼が「僕の名字は『譚』です」というの言葉は、いつまでも耳に残っていました。(楊 安藤)

ようこそ「京劇パラダイス」へ


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