北京に住む私たちにとっては暦の期間以上に長かった2008年の夏も終わり、北京には秋の青空が広がり朝晩はぐっと冷え込んできました。そんな先週の日曜日、私にとってオリンピック同様にワクワクして待ち望んでいたイベントがありました……
2008年夏、私は北京で驚きと感動であふれた素晴らしいドラマを見せていただきました。オリンピックとパラリンピック、2つの大会運営での五輪組織委員会の献身的な努力。交通規制、煙を出す工場の操業停止、安全チェック等の市民の我慢……
鳥の巣で鈴木選手の応援の時に私の隣の席で一緒に応援した春田さんは鈴木選手と同様片足義足の短距離選手でした。100mを12秒5で走る春田さんは、今回の北京パラリンピックには惜しくも出場なりませんでしたが……
私がパラリンピックで一番楽しみにしていた種目はなんと言っても陸上男子走り高跳び。日本選手団の旗手を務めた片足義足のジャンパーで、2mの自己記録を持つ鈴木徹選手を見てみたいとずっと思っていました……
運よくチケットがもらえ、車椅子テニスを観戦に行きました。車椅子テニスのルールはコートの広さや得点方法は通常のテニスと一緒ですが、2バウンドしたボールまで打ち返せるというところだけが違います。テニス会場はスタンド付きで試合のできるコートが10面ほどあり……