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<田邊 潤>交流が楽しめたトライアスロン観戦
   2008-08-21 12:54:55    cri

 今回はフリーアナウンサーのTさんからチケットが回ってきて、トライアスロンの試合観戦に一緒に行くことが出来ました。トライアスロンとは水泳、自転車、ランニングの3種目を連続に行ってゆく競技で、別名鉄人競技とも呼ばれています。コースは北京中心からバスで1時間かかる北の郊外にあるダムに特別に作られた施設でした。

      

 トライアスロン競技を見るのは初めてですが、それがオリンピックということはとても幸運でした。スタンドに行くと正面がダムで水泳が見られ。正面手前には自転車とランニングコースが特設されていて、さらには大画面ビジョンが備え付けられているため。スタンドに座れば全ての競技が快適な環境で観戦できるようになっていて驚きました。

 世界各国からの参加者は50名以上いて、日本からも2名が参加しています。競技開始前に紹介された選手たちは皆背が大きく、水泳選手と陸上競技選手を合わせたような筋肉のかたまりのような感じで、見るからに「鉄人」といった感じです。

      

 試合は初めの1.5kmの水泳では大きな差はつきませんでしたが、次の40kmの自転車では先頭集団の3人と後続集団では1分くらいの差がつきました。そして、最後のランは10km走で、ここで後続集団が追い上げ、混戦になりました。そして最後はドイツ選手のラストスパートが決まり1位。2位はカナダ、3位はニュージーランドの選手が入りました。

 試合終了後に国旗を持って応援していたドイツ、カナダ、ニュージーランドの方々にお祝いを伝えにゆきながら交流を深めました。また、後ろの席で応援していた日本人のグループの方に話しを聞いたら、なんと参加していた山本良介選手のお母さんのグループでした。山本選手は自転車の途中で一時トップを走る見せ場をつくり、スタンドからも拍手と大歓声があがっていました。

      

 そしてバスに向かう途中では試合に出場した田山寛豪選手にも出会い、一緒に写真を撮ってもらいました。田山選手は大男ばかりのトライアスロン競技の出場者の中でもひときわ小柄な選手で、過去にワールドカップでも優勝した実績を持つ期待の選手でしたが、今回は上位に入れず残念でした。

 そんなわけで、今回は各国からの応援の人々や選手とも交流が出来、オリンピックならではの体験が出来ました。

 【プロフィール】

 1957年生まれ         早稲田大学教育学部卒 筑波大学体育研究科大学院修士課程修了
                    専門スポーツは陸上競技
                    早稲田大学本庄高等学院 教諭 
                    早稲田大学スポーツ科学部講師
 2008年4月ー2009年3月  早稲田大学から北京大学への交換研究員

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