元ＮＨＫアナウンサー・木村知義さんに聞く

　中国のテレビは急に、スポーツ番組が増えました。普段は普通の報道番組のチャンネルですが、五輪期間中はすべて五輪関連の番組に切り替えたチャンネルが多いのです。中央テレビはテレビとインターネットでを使い、中国選手が出場しないものも含めて、オリンピックの全試合を中継することになっています。北京放送のオフィスの中も、常にテレビのスイッチが入っていて、五輪中継が流れています。

　北京は10日（日）夜に大雨が降り、今日（11日）は空気が澄んでいます。最低気温は21度、最高気温は27度。立秋も過ぎたので、秋のような爽やかな一日です。

　11日午前中、男子100メートル平泳ぎで、日本の北島康介選手が世界新で金メダル。今回のオリンピックの競泳種目では、10日は、韓国のパク・テファン選手が、男子400メートル自由形で優勝し、韓国競泳史上初の五輪金メダルを獲得しました。中国の張琳選手も同じ種目で銀メダル。これは、中国の男子が五輪で勝ち取った初のメダルでもあります。

　今大会の競泳競技で、アジア勢の好成績を支えたものな何か。国家水泳センター・水立方で取材している姜平記者に電話をつないでみました。

　北京五輪は、アジアで開催された三回目の夏季五輪でもあります。五輪開催中の中国を体験するため、北京にやってきた元NHKアナウンサーの木村知義さんに、北京五輪に寄せる期待をインタビューしました。木村さんは、去年夏のCRIとNHKの合同企画、「中日インターネット対話」（テーマ：スポーツで知ろう　中国を日本を）の東京スタジオの進行役でもあります。東京五輪の思い出を振り返りながら、「スポーツという枠を越え、東アジアと世界の平和増進に役立てる大会になってほしい」と北京五輪に大きな期待を寄せています。

　今日の番組で、スペシャルサポーターの番組進行・高橋恵子さんが自らの北京五輪観戦についても語りました。（王小燕）