去年、モルガン・スタンレー社の日本の不動産への投資総額は80億ドルに達しました。今年、中国不動産市場への投資額を3倍に増やし、不動産投資の重点を日本から中国へ移す計画です。
世界3番目の投資銀行モルガン・スタンレー社のソニー・カルシ・マネージントルグディレクターは、このほど、東京で記者のインタビューに答えた際「今年、中国への投資額をさらに30億ドル追加する計画だ。ここ5年間の中国への投資総額は累計しても15億ドルで、これまで、日本がアジアにおける当社の投資重点であった」と述べました。
モルガン・スタンレー社は中国経済の発展に楽観的な見通しを持っており、中国経済の急速な成長に伴い、中国への投資規模を拡大する計画です。これまでの10年間、中国経済の平均成長率は9.2%に達し、世界のトップレベルに入りました。経済成長に伴い、中国の不動産価格も上昇しています。ここ六年来の間に、上海の住宅価格は2倍以上値上りしました。中国経済が急速な成長を保って行けば、上海の住宅価格はさらに高くなる見通しです。
ソニー・カルシ・マネージントルグディレクターはまた「経済成長は不動産価格の上昇を促している。去年、東京の地価は1990年はじめて上昇に転じ、その結果、去年の日本経済の成長率も2000年以来の最高を記録した。我々は中国経済の見通しに楽観的かつ建設的な見方をしている。中国経済は新たな奇跡をつくり、それが中国の不動産市場にも多くの神話をもたらすしことができると信じている。今後、中国への投資額は日本を下回ることはない」と話しました。
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