アサヒビールは、山東省で合弁会社「山東朝日緑源乳業有限公司」を立ち上げ、北京、上海、青島の高所得層向けに「朝日」ブランドの牛乳を製造すると発表しました。日本の大手企業が中国で液体乳製品を作るのは、今回が初めてのことです。新京報が伝えました。
アサヒビールは去年7月からすでに、山東省の農場から原料乳の提供を受け始めています。アサヒビールの関係者によると、高付加価値牛乳の値段は普通の牛乳と比べて、1.5倍から2倍高いにもかかわらず、その売れ行きは月平均15%の伸び率で増加しています。これを背景に、アサヒビールは5000万元を投資して、純牛乳を製造することになりました。ビールメーカーのアサヒビールが乳製品に市場に進出するのは今回が初めてです。
生産量は当面、1日あたり1ー3トンで、初年度の売り上げ目標は1日あたり1トンとしています。中国の乳製品企業と異なり、アサヒビールの乳牛はいずれもニュージーランドから輸入したもので、現在は650頭ですが、近く1000頭に増やす予定だとのことです。
アサヒビールは今年初め、江蘇省でワイン製造業にも着手し、中国市場で多角化経営戦略を進めています。(翻訳:Yan)
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