上海市では、都市失業率を2010年に4%前後に抑えるという目標が打ち出されました。また、2007年、上海はさらに積極的な雇用政策を実施し、青年による起業を奨励して、雇用創出を促していくということです。
上海市は起業を目指す青年を援助するため、今年に入ってから様々な措置を実施しています。例えば起業資金借り入れのための保証範囲拡大や、安価なオフィススペースの提供など。
青年起業家向けの信用保証提供は2005年10月から実施されています。またその限度額については、以前は50万元だったが100万元まで引き上げられました。今年、上海市で起業融資信用保証制度を利用した起業家のうち青年の占める割合は35%でした。ちなみに2003年は23%、04年は29%、05年は32%でした。
去年3月には大学生技術者向け起業基金も設立されました。これは起業を目指す大学生を対象にしたもので、1年余りの間に3000万元以上の起業資金が拠出されました。現在、学生起業による会社は50社以上誕生しています。今年11月には青年起業家向け小額融資制度も始まり、すでに会社を経営している40歳以下の青年起業家に、最高で500万元の起業資金が提供されました。同制度の対象分野は先進製造業、近代サービス業、ハイテク、特殊農業です。
資金面以外にも、起業のためのオフィススペース提供といった支援も行われています。オフィスの低価格賃貸やパソコンなどの無料提供といった施策で青年起業家を支援しています。ネット起業家を支援するために建設されたビルでは、入居する起業家の平均年齢は29歳です。
上海市ではこれらのほかにも、大学生向けの起業セミナーや起業のためのコンサルティング、といったサービスも実施しています。(新華ネットより)
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