10月1日からのゴールデンウィーク期間中、第5回天津国際自動車貿易展覧会は、天津の濱海新区で成功裏に開催されました。今回の展覧会は、天津濱海新区管理委員会、天津港保税区及び中国自動車輸入センターが共同で主催したものです。展覧会開催期間中、会場で3000台の自動車を売り出し、売り上げは3.6億元にも達しました。そして、注文契約の総額も12.2億元に達し、各項目のデータが前年同期を上回っています。内外からの各界の人々が会場に来場しました。
第5回天津国際自動車貿易展覧会は、2001年の開設以来、既に4回にわたって成功裏に開催され、国内の消費者に最も近づいた大型自動車ブランド展覧会の一つとなっています。今回に先立って、前の4回の自動車展覧会は、合わせて5700台あまりの自動車を売り出し、取引額は11億元、契約の取引約は50億元に達し、延べ百万人を超える参観者が来場しました。
今回の展覧会のテーマは、「国際市場に繋ぎ、貿易の場を構築する」ことです。会場の敷地面積は、8万平方メートルに達し、輸入車と国産車という2つの展示エリアを設置し、それぞれ、内外の有名なブランドの家庭用車、ビジネス用車、自動車部品、自動車関連用品を展示しました。展示品には、内外の有名なブランドを含んでおり、多くの新しいブランドも参加しました。多くのメーカーもこれを機に、自らの新しい製品をプロモーションしました。浙江省吉利(ジーリィ)自動車販売有限公司のマーケティング部ネット企画課の秦路課長は、吉利会社がここに持ってきた新製品について、次のように紹介しました。
「わが社が今回の展覧会で展示する製品は、これまでの人気製品のほかに、自由艦と金剛(キング・ゴング)という新しい製品をも打ち出している。自由艦は去年、金剛は今年発売したものだ」と述べました。
これまでの展覧会と比べて、今回の展覧会は、「展覧会と貿易の融合」という明らかな特色を持っています。天津の濱海新区の市場開放のチャンスと保税区の政策的な優位性を利用して、自動車の輸入と輸出の場を構築し、国内と海外市場の連携を実現し、それに、濱海新区と保税区の大きなサービス機能を強化しました。そして、消費者が会場で、自動車の鑑賞と購買を行うことができるので、展覧会は、自動車と消費者との距離を縮めました。その目的は、自動車業の発展と自動車市場の養成を促進することにあります。これについて、中国河北省すばる自動車販売有限公司の李金勇社長は次のように語っています。
「毎回の天津モーターショーは、ブレンドを展示する役割を果たしたものだといえる。わが社のブランドのイメージアップにもプラスとなる。毎回でもわが社の売り上げは、非常に好調だ。これは、天津の地理的位置と経済環境の優位によるものだ」と述べました。
今回の展覧会では、参観者は、現場で車両の選択、試運転、購買をすることができます。それに、初めて行われた団体購入活動も、消費者に大きな便利と利益を与えたと同時に、新しい販売ルートを切り開きました。さらに、主催側が提供した飲食、交通、金融保険、ネット自動車マーケットなどのサービスも、参観者と自動車業者の好評を得ています。天津通和自動車販売有限公司の夏百勝めー家手リング部副部長は、次のように述べました。
「天津モーターショー組織委員会のサービスには満足している。われわれは既に長年の協力経験を持っている。展覧会の規模から関連サービスまで、ほぼ完璧だと思う。これからの展覧会も必ず成功できるものと信じている」と語りました。
このほか、自動車文化展示エリアは、多くの内容と自動車の展示を融合しています。有名人の愛車、自動車モデル、切手、写真、自動車細工、インテリなどのコレクションを展示し、多角的に自動車文化の豊富な内容を表現しました。これについて、天津国際自動車貿易展覧会組織委員会の責任者唐全志氏は次のように述べました。
「今年では、新しい車種が多いので、レンジローバーのスピードショー、フェラーリのレースカーショーを行った。また、全国最大の自動車文化を展示する自動車百年歴史展示エリアを設置した。今年は自動車の誕生120周年ですが、ここでも必ず自動車文化の発展の歴史を詳しく知ることができる」
ここ数年来、天津の自動車工業の発展は絶えず加速しており、天津の自動車工業基地としての役割をも向上させました。天津港保税区は、位置や機能、政策の面で優位性を持っており、現在中国最大の自動車輸入と輸出の史上となっており、自動車の輸入量は長年連続して全国輸入総量の50パーセント以上を占めています。天津国際自動車貿易展覧会も、中国の自動車輸入と輸出の効果的なルートとなっています。天津国際自動車貿易展覧会のスタッフは記者のインタビューに答え、「今後、この展覧会は、さらに規模を拡大し、よりよいサービスを提供し、より大きな成果を挙げるよう努力していく」と自信を見せています。
|