2月7日に、こちら中国では旧正月・春節を迎えます。広い中国、各地の春節の様子、伝統、風習も違います。今週の番組では、北京のスタジオから、上海と広州に電話をつないで、各地の春節の風習について、聞いてみます。
北京の春節には、爆竹は欠かせないものです。大晦日の夜から、春節の日のお昼まで、あちこちで、ものすごい数の爆竹が鳴らされます。爆竹の外側は、赤い紙になっていますから、外に出ると、あちこちに爆竹のくずが落ちていて、地面が真っ赤になっています。
北京の年越しの食べ物と言えばギョウザです。そして、大晦日の夜のギョウザの中には、コインを入れる風習があります。そして、餃子を口に入れたときに、カチッと金属が歯に当たった人は、その年、幸運に恵まれると言われます。コインは消毒しますが、それでも、少し危ないですから、最近は、代わりにキャンディやピーナッツなど食べられるものを入れる家庭も多いようです。
北京の春節に欠かせないもののもう一つは「廟会」です。「廟会」というのは、日本の縁日のようなものです。公園などの広い敷地にずらりと出店が並んでいて、食べ物から遊ぶもの、着るもの、飾るものまで、何でも売っています。お正月の間、大勢の人が集まってきて、食べて遊んで、お祭り気分を十分に味わうというわけです。
北京から約2300キロ離れた南の広州、そして中国最大の商業都市上海では、どのように春節を迎えるのでしょうか。今週の番組でこれらの地方の風習について紹介します。
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