今年、「カルチャーパワー」は、積極的に各地に出かけて歴史ある中国文化をお届けします。一回目の旅は、北京から南へ500キロ離れた河南省安陽市にある「殷墟」に行ってきました。
「殷墟」は、現在確認されている中国最古の都で、世界で一番大きい青銅器「司母戊方鼎」、そして最も古い漢字「甲骨文字」が出土したところです。
現在、殷王朝の都の遺跡に、「殷墟博物院」が建っており、当時の整然した都の様子やおびただしい数の出土品を展示しています。殷王朝は、都を山東省から河南省の殷に移して、合わせて550年も続きました。甲骨文字で記録が残っているのは、殷に移ってからの255年の歴史です。
3,300年前のあの時代、人々はどんな暮らしをしていたのでしょうか。番組をお聞きください。
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