11月22日は、アメリカでは「感謝祭」。その翌日は日本の「勤労感謝の日」です。一人っ子が殆どの中国では、子供たちが感謝の心を持っているか疑問です。中国にも「感謝の日」を設けてほしいものです。
しかし、一人っ子は甘やかされて育つという心配はあるものの、同時に、経済的にも恵まれた環境の中で、子供のころから、自分が持ついろんな才能を伸ばすことができる、という部分もあります。
先週、中央テレビ局CCTVが主催した「民族楽器コンクール」では、まだ小さな子どもたちが自由自在に楽器を操って、素晴らしい演奏を披露してくれました。
「カルチャーパワー」では、今週と来週の二回にわたって、「民族楽器コンクール」の模様をお伝えします。
このコンクールは、楽器の種類によって、擦弦楽器、撥弦楽器、管楽器、打楽器というふうに、一日一種類のコンクールが行われますが、最後にアンサンブルもあって、合計5日間、毎晩7時半から10時まで、中国全土に生中継されました。また、子供の参加者が多かったため、審査員が彼らの演奏を批評したり、自らやってみせたりと、参加者にとっては、勉強の場でもありました。番組では、子供たちと審査員が引いた同じ曲を比較しながら聴いていただきます。
さらに、初日の審査員の中に、日本でも二胡演奏家として知られている許可さんの姿が見えました。許可さんは二胡で「熊蜂が飛ぶ」という曲を演奏されました。ぜひお聞きください。
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