北京はいま、一年で最もよい季節、秋です。この季節になると、北京市民はいつも西の郊外にある香山公園へ紅葉を見に行きます。今月上旬の平均気温は、去年より2度ほど低かったため、香山の紅葉は去年より4日ほど早いということで、見ごろは10月下旬となるということです。
さてこの秋、中国江蘇省の南通市で、第9回アジア芸術祭が開催されました。今年は、中国と日本の国交正常化35周年で、中国と韓国の国交樹立15周年でもあります。そのため、芸術祭では、中・日・韓3カ国の文化交流が重点となりました。芸術祭の開幕式では、3カ国の伝統芸能が披露され、中国の太鼓、日本の鬼太鼓、韓国の「チャング(太鼓)」による共演も行われました。今週の「カルチャーピックアップ」では、芸術祭の様子を交えて、中日韓3カ国の文化交流について考えます。
「カルチャーワイド」は、「中国ワイン博物館が開館」「第20回東京国際映画祭で初の『中国映画週間』」「陝西省で、重陽節に黄帝を祭る式典」「来月、北京で初の日本浮世絵展」などのニュースをお伝えします。
そして林涛さんの「中国昔話」では、昔の本「太平広記」から「人とお化け」、それに「南皋(こう)筆記」から「石の鏡」というお話です。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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