いまは、中国の国慶節の真っ最中。北京の天安門広場は例年と同じく、さまざまな花壇で鮮やかに飾りつけられています。各地方から観光に訪れた人々が花壇のそばで記念写真を撮ったり、万里の長城に登ったり、また頤和園の遊覧船に乗ったりしている様子は、この時期のおなじみの風景といえるでしょう。ただ、今年は北京五輪1年前ということで、観光客のコースにも少し変化があるようです。
来年に迫った北京五輪に備え、競技場の建設工事が進められています。鳥の巣の形をしている国家体育場、「水立方」と呼ばれる国家水泳センター…竣工まで、まだ時間がかかりますが、せっかく北京に来たので1度見てみたいと思う人は少なくないでしょう。現地では、建設現場をバックに写真を取る観光客の姿が後を絶ちません。
また、交通面でも変化があります。地下鉄5号線が国慶節連休の後半に開通する予定です。また、今年4月に運行開始した高速列車も、この国慶節中に大活躍しそうです。
北京が来年のオリンピックに向けて大きく変化していく中で迎える国慶節というわけです。
さて、私達の番組は、都会から離れ、中国北西部の新疆に行ってみたいと思います。花の帽子、ウイグルドレス、手づかみご飯、それに民族楽器のネワプ。今週の「カルチャーピックアップ」は、新疆ウイグル自治区のカシュガルを訪ね、ウイグル族の服装・料理・音楽などをご紹介します。
続いては、「中国昔話」です。「食欲の秋」にぴったりの企画!自称「食いしん坊」の林涛さんが秘伝のレシピを大公開します!この秋、お酒とともに林涛さんの食欲をそそるのは、そう!これです!
そして、お話は「子不語」から「酒泥棒」、「酔茶志怪」から「踏みつけたもの」をご紹介します。
ほかでは聞けない国慶節の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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