中国では今週火曜日(25日)は、中秋節です。旧暦のお正月の春節についで、大切な節句といわれています。昔から、この日になると、家族が集まって一緒に月餅を食べたり月見をしたりする伝統があります。しかしそれらの伝統は近年から、変わりつつあります。
さて、この月餅は時代と共に少しずつ変化をしています。その中身は昔、アズキやナツメをつぶしたものが多かったのですが、いまはチョコレートや果物、さらには豚肉や魚の肉まで入るものも見られるようになりました。消費者の需要が多様化しているのが原因といえるでしょう。
「スーホの白い馬」という物語、皆さんご存知でしょうか。日本では小学校の教科書にこの物語が取り上げられていると聞きます。今週の番組では、この伝説に登場する楽器・馬頭琴について、著名な演奏家の話とともにご紹介します。少数民族・蒙古族に古くから伝えられる伝統楽器にもかかわらず、今も新たな改良が施されている「古くて新しい楽器」、馬頭琴。その魅力について、名曲を交えてお伝えします。
林涛さんの「中国昔話」では、昔の本「壷天録」から「失くした銀貨」と「いつか助けた爺さん」の2つのお話をご紹介します。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
|