8月の末。日本と同じく、中国も子供たちはまもなく夏休みが終わりです。みなさんにとって夏休みといえば、何を思い浮かべますか?海や山に遊びに行くこと?それとも宿題でしょうか。夏休みの自由研究というのが、日本では出されると聞いています。
こちら、中国の小中学校でも、自由研究とはいいませんが、よく似た課題が出ます。私も、小学校のときとかは、植物の成長を記録したり、昆虫を捕まえて標本を作ったりと、自由研究に似たようなことをやりました。
当時は、それらはすごくつまらなくて、自由に遊ぶことができずに、宿題をやるのは負担ではありましたが、いま思い出してみると、やはり楽しかったです。植物・動物・昆虫などと触れることで、生き物に対する興味がわいて、それによって、だんだんと地球、そして地球に住むすべての命を大事にしていくべきだということが分かってきました。
そのほかには、サマーキャンプなどの活動に参加したこともあります。その中で特に印象に残っているのは、小学6年のときのキャンプです。
クラスみんなで湖のそばで7日間過ごしました。みんなそれぞれ、1隻の小さな船の模型を作りました。船の大きさはだいたい普通の弁当箱くらいで、その中に、電池を入れたら動くモーターをつけます。だから、うまく作れれば、本当にすごいスピードで水の上を滑走するわけです。
キャンプの最後の日に、進水テストが行われました。私は、水面の上に置いて、スイッチを入れて手を離しました。すると、見事に走り出しました。でも、かじの調整かどこかが足りないようで、船はまっすぐ前にではなく、ちょっと斜めに動いていったのですが…それでもクラスでは一番よくできたほうだったので、嬉しかったのを覚えています。
だから、子供のころの夏休みといったら、本当に楽しい思い出の連続でした。懐かしいです。
ところで、この夏、中国の子供たちを喜ばせた、ある公演がありました。それについては、「カルチャーピックアップ」で詳しくご紹介します。
北京では8月3日から、老舗の名前の外国語訳を募集するイベントが行われており、これまでに、3万人以上が応募しています。日本の若者23人が22日、北京で開かれた「全日本青少年中国語カラオケ大会」の決勝戦に出場し、流暢な中国語で歌を披露しました。今週の「カルチャーワイド」は、この2つのニュースにスポットを当てます。
林涛さんの「中国昔話」では、清の時代の怪異小説集「聊斎志異」から「班兄弟」、唐代の本「国史補」から「彪(ひょう)と虎」というお話をご紹介します。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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