
前回はモーコ族の民謡「草原の夜」と「競馬」を紹介しました。今回も引き続きモーコ族の民謡をお送りします。
モーコ族の人々は豪放的な性格を持ち、その歌声も高らかで、よく響き渡ります。彼らの歌声を聞くと、見渡す限りの草原を疾走する馬の姿や、空を悠々と飛ぶ雄雄しい鷹などが目の前に浮かんできます。
まずお聞きいただく「美麗的草原我的家(美しい草原 我が故郷)」という歌は故郷の美しい草原を称えるモーコ族の人々の気持ちを歌っています。
彼らの住む大草原の風景をこの歌から感じてください。
「美麗的草原我的家(美しい草原 我が故郷)」

今お聞きいただいたのは「美麗的草原我的家(美しい草原 我が故郷)」でした。
モーコ族の有名な歌手と言いますと、騰格尓がいます。
しっかりとした身体で長い髪を振り乱して歌う姿は、モーコ族の勇ましさを感じさせる、男性歌手です。
では、次にお送りしますのは、その騰格尓が1984年にモーコ族の有名な詩人斎木徳の詩を元に作った曲、「蒙古人(モーコ人)」でお別れしましょう。故郷を離れたモーコの人の、両親に寄せる思いが胸に迫ります。
「蒙古人(モーコ人)」
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