今、サッカーのアジア杯の真最中。東南アジアのインドネシア・マレーシア・タイ・ベトナムの4カ国が共同主催した今大会は、東南アジアの天気のように熱い戦いが展開されています。
ところで、みなさんは、サッカーの起源はどこにあるかご存知ですか?実は、サッカーは、中国で誕生したものなのです。サッカーの原型ともいえる「蹴鞠」が誕生したのは、春秋戦国時代の斉の国。鹿の皮、もしくは藤の枝で作った鞠(まり)を一定の高さで蹴(け)り続けて、地面に落ちるまでに蹴り上げた回数を競うスポーツでした。これが、当時貴族の社会だった日本にも伝わり、大流行したというのは皆さんもご存知でしょう。
今週の「カルチャーピックアップ」では、皆さんと一緒に、サッカーのふるさと、中国山東省の都市・シ博(「シ」は、さんずいへんに、右上は「巛」、右下は「田」)を訪ねます。蹴鞠も含めて、シ博にある4つの中国国家クラスの無形文化遺産をご紹介します。
また中国各地の文化関連のニュースをお届けする「カルチャーワイド」。今週は、「チベット自治区、第3回文化財調査がスタート」「敦煌莫高窟、見学者へのインターネット予約サービスを開始」「長春自動車博物館、開館」などの話題をお伝えします。
最後は、おなじみ林涛さんの「中国昔話」です。清代の書物『客窓閑話』という本から「賢い少年」というお話と、同じく清の『子不語』から「起上り小法師」をご紹介します。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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