北京の中央音楽学院で先週、日本のアニメーション作家で映画監督の宮崎駿さんのアニメ音楽を演奏するコンサートが行われました。「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「天空の城ラピュタ」など、宮崎駿さんの代表作の主題歌やBGMを奏でたり歌ったりしたものです。演奏者や歌い手はすべて、学生です。
企画者にこのコンサートのきっかけを伺うと、「かつて宮崎駿さんのアニメからいただいた感動をみんなに伝えたい」と語りました。
リハーサルのときの苦労話、コンサートのクライマックス、出演者の感想……今週の「カルチャーピックアップ」では、このコンサートの様子をお伝えします。
中国の雲南省・貴州省・重慶が共同で申し込んだ「中国カルスト」や、広東省の「開平楼閣・村落」が先週、ユネスコ・国連教育科学文化機関の世界遺産に新たに登録されました。これで、中国の世界遺産の数は35件となり、世界遺産の数ではイタリア、スペインに次いで3番目となりました。「カルチャーワイド」は、このニュースにスポットを当てます。
最後は、林涛さんの「中国昔話」です。清代の怪異小説集『聊斎志異』から「遵化のキツネ」、唐代の書物『広異記』から「お腹をすかした骸骨」、そして同じく唐の時代の本『朝野僉(せん)載』から「桑の樹」をご紹介します。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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