昔、北京の町にはいろんな商売をする人たちがいました。野菜売り・石炭売り・包丁磨き…それらの商人は、声を出してお客さんを引き寄せるという「呼び売り」方式で商売をするのがほとんどですが、中には、声を出さない人もいます。直接声を出す代わりに、音を出すことができるさまざまな小道具を使っていたのです。それらの小道具は、通称"八不語"です。
今週の「カルチャーピックアップ」では、この"八不語"についてご紹介します。"八不語"という名前の由来や、使用されたいきさつ、それに小道具それぞれの特徴などについて詳しくお伝えします。中では、昔の「占い師」に関する面白いエピソードもあります。ぜひお聞きください。
日本の歌舞伎俳優で人間国宝の坂田藤十郎氏が中国で公演を行うことになったニュース、また、北京大学の学生が、アカデミックガウン(大学生が卒業式に着るガウンの名称)ではなく、自らデザインした礼服を着て卒業式に出席、そして、「万里の長城」が「新・世界七不思議」に選ばれたニュースなどをお送りします。
最後は、おなじみ林涛さんの「中国昔話」です。今週は、北京の豚肉料理「醤肘子(ジャンゾーズ)」にまつわるお話「居眠り息子のおかげ」と、「家兄」「うちの月」という2つの笑い話をお届けします。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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