雨や風が強い日に、傘を差して歩いたことがありますか?そもそも軽くて持ち運びやすい傘ですが、このときには風のせいで前後左右に大きく揺れるでしょう。
中国では古くから、傘より何十倍も大きいものを、季節風に合わせて調整しながら操る芸があります。この芸は、「中幡」といいます。中幡といえば、ご存知の方がいるかもしれませんが、要するに長さ10メートルくらい、重さ15キロ以上の竹筒を頭、肩、手などで支えてさまざまな演技を披露する芸です。
北京で中幡を行う芸人には、付文剛さんとその8人の弟子がいます。来年の北京オリンピックを迎えるため、付さんらは現在、長さ20.08メートルの中幡を作っています。しかし、付さんによれば、中幡の芸を身につけるには、最初のころ、毎日、木の枝や物差しなどで額をしびれるまでたたかなければならないそうです。これは、いったいなぜでしょうか?
その次は「博物館めぐり」。今週は、いよいよ最終回を迎えます。この番組では、吉田さんとともに、1年にわたって合わせて38の博物館・記念館・芸術館を訪ねてきました。これで、国家博物館や首都博物館のような所蔵品が揃う大博物館を見学することができ、普段、あまり人々の目に触れない個人の博物館・記念館にも足を運びました。この番組を聴いて、みなさんのご感想はいかがでしょうか?ぜひお聞かせください。この最終回では、中国科学技術館を訪ねます。
林涛さんの「中国昔話」では、清の乾隆帝にまつわる「乾隆帝、料亭で怒る」と「薄酒」という2つのお話をご紹介します。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!
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