今週の「カルチャーピックアップ」は、中国最高のテノール歌手の一人・廖昌永さんについてご紹介します。中国南西部四川省の村に育ち、大都会・上海で学んだ後、現在、世界中をまわって公演を行っています。
そんな廖さんにも、かつて上海の音楽学院で、外国人教師から、クラス全員の前で「これからヴェルディの作品を2度と歌わない」と跪いて誓わせられたことがありました。
しかし、その数年後、「ドミンゴ世界オペラコンクール」でアジア人として初めて優勝しました。この成功までには、どんなことがあったのでしょうか?
このコーナーでは、中国が誇るテノール歌手・廖昌永さんが果たした人生の逆転劇についてお伝えします。
次のコーナーは、「博物館めぐり」です。今回は、吉田さんとともに中国美術館を訪ねました。中国美術館では、「アメリカ芸術300年展」が開かれていました。アメリカ先住民の生活、初代大統領の誕生、そして前衛アートまで、これほど規模の大きいアメリカ展の試みは初めてだということです。このため、館内は平日にもかかわらず大にぎわいでした。私たちは、ボランティア活動をしている中央美術学院の学生から、ボランティアと美術館について話を聞きました。
最後のコーナーは林涛さんの「中国昔話」。中国の少数民族・チベット族にまつわる「仲良し」と宋の時代の妖怪小説『野人閑話』の中の「予言」という2つのお話です。
今週の「カルチャーパワー」、どうぞお楽しみください!(鵬)
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